症例のご紹介

2016年7月23日 土曜日

最近の会陰ヘルニア整復手術。

こちらのブログのアップが随分ご無沙汰になってしまっていました。。。
久々の更新でお尻を載せてしまいますが、お許しください。

会陰ヘルニアは去勢手術を行なっていない中高齢のオス犬で多く、排便困難や便秘傾向、嘔吐などを主訴に来院されます。ひどくなると膀胱脱出して排尿できなくなったりする事もあるため、注意が必要な病気です。
治療は外科的な整復がベストで、再発を少しでも防ぐために去勢手術も行ないます。


今回の2例はいずれも左側がひどい症例でしたが、一般的には右側の方が多いと言われています。
色々な術式が報告されていますが、どの報告も100%完璧なものではなく、術後しばらくしてからまた再発する可能性もあります。
今回はいずれも術後経過良好で、スムーズに排便できるようにもなり、脱腸などの障害も起こっていません。

手術の決断がなかなかできず、内科治療で様子を見られているケースもありますが、麻酔リスクや費用の問題がクリアできるのであれば早めに手術を行なう事をお勧めしています!
 

 




投稿者 西京極どうぶつ病院