症例のご紹介

2016年2月12日 金曜日

腸閉塞の犬の1例

先日、フラットコーテットレトリバーの腸閉塞の手術を行ないました。
頻回の嘔吐を主訴に来院され、「以前からよく布切れを食べる事がある」との禀告があったため、
バリウム造影やエコー(超音波)検査にて
異物の存在と小腸の蛇行を確認。
外科手術にて異物を無事摘出。

術後経過は良好で、元気にごはんを食べてくれるようになりました。


異物を食べるクセがある子は時々いますが、やはり食べるものによってはこうやって詰まる事もあります。
「いつも食べていても問題ないから大丈夫」っていう理論は成り立たないので、十分気をつけていただきたいと思います。。。

下記の写真は小腸に詰まった異物を摘出している様子です。
小腸の腸間膜にある脂肪には内出血がみられました。






今度の日曜日(2/14)の14〜16時に、
京都動物愛護センターの一般市民向けのマンスリーイベントで、
「犬猫の感染症や異物誤飲」についてのお話をさせていただきます。
夜間動物病院の見学もあるので、
ご興味のある方は是非愛護センターにお立ち寄りください!!!


投稿者 西京極どうぶつ病院 | 記事URL