症例のご紹介

2014年10月11日 土曜日

パグの帝王切開手術(5匹)

昨日の昼、パグの帝王切開手術を行ないました。
術前のレントゲンやエコー検査で5匹の妊娠が確認されており、全員元気に生まれる事ができました。
母犬の状況もバッチリで、授乳もうまくできそうな感じでひと安心!


生まれたての仔犬はどんな犬種でも本当に可愛いのですが、短頭種のこの顔はサイコーデス!!!
無事に生まれるまではドキドキする手術ですが、今回も無事にうまく終わって本当に良かった。

短頭種の麻酔は他の犬種よりもリスク(危険性)が高いという事はよく知られていますが、「リスクが高い=手術ができない」という事ではありません。この辺をたまに間違って解釈されている事があるので、念のため書いてみました。。。

投稿者 西京極どうぶつ病院 | 記事URL

2014年10月 8日 水曜日

犬の会陰ヘルニア整復手術と猫の...。

最近、学会シーズンという事などもあってバタバタしていました。
そんな最近の症例から、、、
未去勢雄犬の会陰ヘルニアの手術の報告をさせていただきます。
会陰ヘルニアは去勢手術をしていない犬に多く、特にワンワンよく吠える子はおシリに腹圧がかかるので要注意です。
アンドロジェンという男性ホルモンが関わっているため、去勢手術を若いうちにしておくと発生リスクを下げる事ができます!
ダックスやコーギーで起こった場合は再発率も高いとされており、手術に際しても細心の注意が必要な病気です。

今回のケースでは、
右側の会陰部に便が貯留して出にくくなっていましたが、
左側にもゆるみが出ていました。

手術は両側を同時にやる事が多く、再発予防のために去勢手術も同時に行ないます。

痛々しいおシリの状況になりますが、術後は気持ちよく便が出る事が多く、術前よりもスッキリする事が多いです。
早期に去勢手術をするのが一番ですが、
もしこの病気になった場合は早めに手術をする事をお勧めします。。。


 


ついでというわけではありませんが、、、
妊娠中のネコの堕胎手術もありました。
多頭飼育で子供を作りたくない場合、
是非とも不妊手術をしておく事をお勧めします!!!


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