症例のご紹介

2015年10月 5日 月曜日

ウサギの腸閉塞手術

少し前の手術ですが、久々にアップします。

ウサギの食欲不振の原因の1つに胃毛球も関連した胃腸運動の機能低下があります。
多くは内科的な治療で改善していくのですが、腸閉塞だけは早急に鑑別して外科治療(手術)にふみきらないと命に関わる事が多いので注意が必要です。


今回の症例も内科治療への反応が悪く、重度な胃拡張がみられたので単なる胃腸運動機能低下ではないと判断して開腹手術を行ないました。小腸に何かがガッチリ詰まって拡張している部分がみられたため切開してみると、中から毛玉がでてきました。

ウサギの麻酔は犬猫よりも安定しにくいので緊張しますが、これからも注意してうまく対応していきたいと思います!!!






投稿者 西京極どうぶつ病院 | 記事URL