症例のご紹介

2015年1月11日 日曜日

耳血腫の外科治療

耳血腫は耳の皮膚と軟骨との間に血液がたまる病気で、慢性外耳炎や外傷などで起こる事が多いようです。
今回、慢性外耳炎によってかきこわした耳で耳血腫が認められ、内科治療による反応が不十分だったので手術を行なったので報告します。

治療前の腫れた状況




治療中(穴をあけてたまった血液を除去)


手術終了直後


術後経過は良好で、ほとんど引きつれる事もなくきれいに治りました。
ただ、基礎疾患として慢性外耳炎があるため、
今後はそちらの治療もしていかないと再発する可能性があります。
耳を痒がってかいているワンちゃんを見かけたら十分ご注意下さい!

投稿者 西京極どうぶつ病院