症例のご紹介

2013年10月24日 木曜日

ハムスターの腫瘍の手術

ブログの更新がかなり久々になってしまいました。。。
先日、ハムスターの左腋下部にできた一部自壊した巨大な腫瘤の切除手術を行いました。
左前肢を巻き込むような形にまで大きくなっていましたが、腕の血管や神経からは何とか分離する事ができ、肉眼的にはきれいに取り切れたかと思います。
術後経過は非常に良好で、麻酔からもしっかりと覚醒し、キズをあまり気にする様子もありませんでした。
あとは病理組織検査結果次第ですが、悪いものではない事を祈るばかりです...。

ちなみに、ここまで小さい動物に使える気管チューブはないため、マスクでのガス麻酔の吸入となります。呼吸は止まらないけど痛みを感じないギリギリの麻酔管理が重要になってきます。


投稿者 西京極どうぶつ病院