症例のご紹介

2013年9月 7日 土曜日

「腸閉塞」注意報!

先日から、腸閉塞の症例が続いています。
腸閉塞とは何らかのものによって腸が詰まった状況で、原因には異物や腫瘍、捻転、重積などが考えられます。今回はいずれも食べてしまった異物が腸管内で詰まってしまっており、内視鏡では太刀打ちできる状況ではありませんでした。
急性嘔吐を主訴に来院されるケースが多いのですが、それなりの日数がたってから来られた場合には
治療に苦労する事があります。。。。

異物による腸閉塞の予防には、なにより異物を食べさせない事が第一です!
今回のケースは、タオルを引きちぎって食べていたり、オモチャ?らしきものを食べていたりしました。
「タオルやオモチャは絶対に入れてはいけないもの」とは思いませんが、それを食べてしまうような子達なのであれば入れない方が良いでしょう。

今週はこれ以外にも交通事故や腎不全、腫瘍の症例などでバタバタしてしまいましたが、ようやく週末を迎えました。週末も入院の子がいるので気を抜けませんが、少しゆっくりと休みたいと思います。



投稿者 西京極どうぶつ病院