症例のご紹介

2013年1月25日 金曜日

胃内異物を内視鏡で摘出。

先日、また内視鏡にて胃内異物を摘出しました。

症例は7歳のフレンチブルドックで、10日前に化粧品をかじっていたとのことでした。
アルミの外蓋とプラスチックの中蓋が見つからないとのことで、その後、空腹時に何度か吐いているが何も出てこない。今朝、かかりつけの先生のところに行ったところ、レントゲンにて異物を発見。
内視鏡による摘出を希望して紹介来院されました。


異物は幽門洞まで入っていましたが、バスケット鉗子にて無事摘出。開腹せずに済みました。。。




摘出後に胃内を観察したところ、やはり軽い胃粘膜の障害が起こっていました。

いずれ自分で吐き出せると思って様子を見ておられたのだろうと思いますが、ワンちゃんにとっては痛く苦しい日々だったようです。。。

異物の誤食には、
くれぐれも気をつけましょう!!!


投稿者 西京極どうぶつ病院