2013年9月 2日 月曜日

最近のレーザー症例

局所麻酔にて半導体レーザーで摘出した腫瘤の報告です。
いずれも腫瘤表面が自壊して感染を起こしていました。
高齢であったり、心臓病があったりして全身麻酔での手術が難しい状況だったため、局所麻酔での治療を選択しました。

悪性度の高い腫瘍の場合はマージンが十分取れないというデメリットもありますが、ハイパーサーミアなどとの組み合わせて複数回の治療を行えば、ある程度の結果は期待できると思います。

 

 

レーザーによる腫瘍性疾患の治療はこれからまだまだ発展していく可能性が十分ある治療法で、ハイパーサーミア(温熱療法)で腫瘍細胞を壊死させたり、抗がん剤と併用したりして放射線治療に近い効果を期待できる腫瘍もあるという報告も出てきています。
最新情報をアップデートしつつ、今できる最善の方法を考えていきたいと思います!!!


投稿者 西京極どうぶつ病院